最近なんだか歯の黒ずみが気になる、タバコをやめたからヤニ取りしたい そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そもそも歯の黒ずみの原因ってなに?
どうして黒くなるの?
そしてどうしたら綺麗になるの?
どうしたら防げるの?
お答えいたしましょう。。
まず、歯の黒ずみには5つの原因があります。
1つ目はお茶、コーヒー、紅茶、赤ワイン、タバコによる歯への色素沈着による黒ずみ。
2つ目は以前前歯が虫歯だったときにその治療で詰めた白いレジンというプラスチック材質の詰め物の変色による黒ずみ。
3つ目は前歯の神経を以前取ってそのままにしている、若しくは何らかの原因で歯の神経が死んでしまったことによる黒ずみ。
4つ目は単純にその歯が虫歯になっていることによる黒ずみ。
5つ目はテトラサイクリン系抗生物質による歯の黒ずみ。
さて、あなたは5つのうち何番目にあてはまりましたか?
1. お茶、コーヒー、紅茶、赤ワイン、タバコによる歯への色素沈着による黒ずみを綺麗にする方法
エアフローという歯のクリーニングをすればその悩みは解決です。
エアフローとはジェット水流とレモン味のナトリウムの粉末が特殊な器械から同時に噴射されることによって歯の表面や歯と歯の間の細かい隙間などに付着いているお茶、コーヒー、紅茶、赤ワインなど色素の強い飲み物による歯の着色を短時間で吹き飛ばす器械です。
当医院ではエアフロー1回 ¥3000(消費税別)です。
やり方としては、
① 唇にワセリンを塗る (終わった後、唇がカサカサにならないように)
② お顔にタオルをかける (水やナトリウムの粉末がお顔にはねないように)
③ エアフローで歯の黒ずみを除去する (かなりの水圧で)
④ 歯の表面をツルツルに磨く (黒ずみを付きにくくするため)
以上の工程で歯は驚くほど白くツルツルになります。
なお施術時間は黒ずみのつき方にもよりますが、1回約15~30分程で完了です。 毎月いらっしゃる方、3か月に1回いらっしゃる方、半年に1回の方、など歯の黒ずみの付き方にもよりますが、ご自分のペースで良いと思います。
2. 以前詰めた白いレジンという材質の詰め物が変色してしまったことによる黒ずみを綺麗にする方法
詰め物を新しくすればその悩みは解決です。
詰め物を新しくするためには古い詰め物を削り取り新しくきれいな詰め物を入れます。 その時詰め物の中が虫歯になっていることがありますので、その場合は虫歯も除去し新しい詰め物を入れます。
3. 既に前歯の神経を取っている、もしくは何らかの原因で前歯の神経が死んでしまったことによる歯の黒ずみを綺麗にする方法
そもそも歯の神経をぬくということは、「歯が死んでしまう」ということです。
歯にはもともと神経や血流がありますが神経を取ると血流も失います。 生き物も死んでしまうと血流が途絶え色が黒っぽくなってくるのと同じく歯も黒くなってきます。
そのような原因で黒ずんでしまった場合は、その歯にさし歯(人工の被せ物)を施す必要があります。 さし歯には材質によって健康保険適応のものと健康保険がきかない自費治療のものとがあります。 この違いについてはさし歯に関するコラムでご説明いたします。
4. 単純にその歯が虫歯になっていることによる黒ずみを綺麗にする方法
単純にその歯が虫歯になっていることによる黒ずみは、黒い虫歯の部分を除去しそこにレジンというプラスチック材質の白い詰め物をすることで綺麗にすることが出来ます。
料金は健康保険適応で、歯1本に対して約1,000円くらいです。 何箇所かある場合でも1回の治療で数本治療することが出来ます。 ただしこのレジンというプラスチック材質は経年的に変色していくことがあるため定期的に詰め替える必要があります。
5. テトラサイクリン系抗生物質による歯の黒ずみを綺麗にする方法
テトラサイクリン系抗生物質による歯の黒ずみとは永久歯の形成過程において何らかの理由で体内に抗生物質が取り込まれることにより歯が褐色に変色してしまったもので、これを白くするには大変難しく、たとえホワイトニングをしても多少は白くなるものの、あまり綺麗にならないのが実情です。
もし本当に白く綺麗にしたいのであれば、ラミネートべニヤか白い被せ物にするしか方法はありません。 ラミネートべニヤとは歯の表面を一層削りそこにつけ爪のような感じの薄くて白いセラミックを張り付ける治療法です。
まとめ
歯の黒ずみが気になる方は、まずは歯科医院に行ってご自分がどのタイプの黒ずみなのか、またそれを綺麗にする方法には何があるのかということをきちんと説明を受けてみてください。
あなたに合った歯の黒ずみの対処法がきっとあるはずです。 白く輝かしい歯で素敵な笑顔を作ってみませんか!