誤嚥性肺炎とは
健康な人は、食べ物や唾液が食道ではなく気管に入ってしまった場合に、むせて気管から排出する反射機能が働きます。ですが、高齢になると体の機能低下や、なんらかの病気の後遺症などによって、この機能が鈍ってしまうと、気管に入り込んでしまった食べ物を排出できなくなってしまいます。
このように、食べ物や唾液などが、気管に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)といい、誤嚥が原因で起こる肺炎を誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)といいます。
誤嚥性肺炎のリスク
最近では多くのメディアで口腔ケアという言葉を聞く機会が増えました。
肺炎は今では日本人の死因第3位入る病気となり、年齢別のデータでは、90歳代の死因の第1位になっています。
誤嚥性肺炎のリスクを下げる有力な方法として口腔ケアの重要性が見直されており、歯科医療従事者による、専門的口腔ケアの介入により、誤嚥性肺炎のリスクを大きく減らすことが期待されています。
予防するためのポイント
誤嚥を予防するポイントは、食事の際の姿勢、しっかりと咀嚼できる口腔内か(入れ歯はあっているか)などになります。
日頃からの観察で予防する
日頃、ケアをする側の方にも観察するポイントはたくさんあります。
「最近、よく食べこぼす」
「最近、汁物を飲むとむせている」
「入れ歯が合ってなさそう」
「食事に30分以上かかる」
などになります。
もしこのような観察が見受けられたら特に注意が必要になります。
最後に
「口腔ケアの方法がわからない」
「入れ歯の取扱いがわからない」
など、施設やご家族からの質問にもお答えしてます。渋谷区周辺エリアにて地域の高齢者の方々の誤嚥性肺炎予防に取り組んでいる五十嵐歯科医院までお問い合わせください。